はじめに

日々、様々なパッケージにおいて脆弱性が見つかっています。「自分たちが管理しているサーバは大丈夫だろうか?」と不安に思いつつ、なかなか対応ができていないケースも多いのではないでしょうか。
この記事では、SMART Gatewayの脆弱性診断プラグインを用いて、脆弱性の検出から対応までを自動で行う例をご紹介します。

自動での脆弱性スキャンの重要性

定期的な脆弱性確認の必要性は認識しているものの、実際には様々な理由で難しさを感じるケースも多々あります。
定期的に行う作業ですから、自動化することで大きく効率化が可能です。

脆弱性確認の自動化においては以下のような考慮ポイントがあります。

  • 脆弱性を確認するためのツール選定
  • ツールの自動実行設定
  • サーバをリモートスキャンする際の認証情報管理
  • スキャン結果の管理
  • 脆弱性の通知方法
  • 脆弱性発見後の対応方法

考慮することが多く不安になるかもしれませんが、SMART Gatewayを使用すればこれらのポイントで悩む必要はありません。

SMART Gatewayとは? 〜サーバやネットワーク機器の一元管理について〜

SMART Gatewayは、リモートアクセスを一元的に管理して、安全かつ効率的な運用を支援するアクセス制御プラットフォームです。
認証情報やアクセス権限を集約管理し、的確な権限制御をクライアントレスに実現します。

SMART Gatewayでの脆弱性管理

SMART Gatewayの脆弱性診断プラグインを活用すれば、集約管理した認証情報を用いてパッケージ情報を自動で収集し、脆弱性スキャンを実施することができます。

脆弱性の自動スキャンと通知

SMART Gatewayでは、脆弱性スキャンを定期実行する設定を簡単に行うことができます。
スキャンを実施後、脆弱性を発見した場合にメールで通知を行うことも可能です。
これにより、脆弱性を見逃すことなく迅速な対応が可能です。

脆弱性スキャン結果の管理

SMART Gatewayでは、スキャン結果を確認することができ、履歴についても簡単に確認できます。
脆弱性の深刻度や対応状況を一目で把握できるため、継続的な管理が容易です。

脆弱性が見つかった場合の自動対応

SMART Gatewayのアクション機能を活用すると、脆弱性が見つかった際に自動でパッケージのアップデートや修正作業を行うことができます。
これにより、即時に脆弱性を解消し、システムの安全性を維持できます。

本番環境ではどうなの?

本番環境においては、自動アップデートによる影響を懸念される場合もあります。一方で、例えば、下記のようなパターンでは本番環境でも自動適用するケースもあります。

  • 検証環境で問題がないことを自動的に確認した後、本番環境へ安全に自動適用する。
  • LB の背後のサービスに対する自動適用とし、サービス影響なく安全に適用できる環境にする。

これらは GitOps による本番環境への CD (Continuous Deployment) と近い話があります。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事では、SMART Gatewayの脆弱性診断プラグインとアクション機能を活用し、脆弱性管理を効率化する方法をご紹介しました。
SMART Gatewayを活用いただき、素早く脆弱性対応を行い、安全な運用を実現していただけますと幸いです。

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