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2.19.1 Release
株式会社ボスコ・テクノロジーズは、ICTインフラ運用の負荷軽減やコスト削減を実現する次世代アクセス制御プラットフォーム「SMART Gateway」(https://www.bosco-tech.com/smart-gw/)のアップデート(2.19.1)を2025年12月05日より提供開始いたしました。
「SMART Gateway」は新機能やお客様からのご要望を常に取り入れております。2.18.0からのアップデートでは、お客様のユーザビリティ向上に焦点を当て「Kubernetes への接続サポート」、「エッジ機能」、「監査ログにてユーザエージェントを記録する機能」、「アクションテンプレートのドライラン機能」等の追加を行っております。
※本記事は掲載時点での画面とイメージ図を利用しています。
アップデート(2.19.1)の主な新機能および改善点のご紹介
ユーザビリティ向上
SMART Gateway をより便利にお使いいただけるよう、お客様のユーザビリティが向上する以下の機能を追加しました。
Kubernetes への接続サポート
今回のアップデートでは、Kubernetes で構築されたコンテナへの接続に対応いたしました。Kubernetesの動作環境は、多数のコンテナが稼働し接続先が増加しがちですが、SMART Gatewayにおいて接続先情報をコンテナ単位で管理できるようになるため、接続対象のコンテナの特定が容易となります。
また、コンテナ接続時の操作や出力内容を録画データとして取得・保管できるため、現場の運用負荷を抑えつつ責任追跡性が高まることで、監査品質の向上に役立ちます。
エッジ機能
SMART Gatewayからネットワークが分離されている環境へのアクセスを可能とするエッジ機能を実装しました。本機能により、多拠点のセグメントにある接続対象機器に対し、1つのSMART Gatewayで一元的に管理・接続することができます。
今回追加したエッジ機能では、ネットワーク分離している各環境にSMART Gatewayのエッジサーバを配置することで、環境同士のプライベートIPの重複を解消する必要がなくなり、管理NW向けの通信の開放も不要となります。
さらに、各環境に存在する多数の機器に対してSMART Gatewayが従来から備える接続情報や認証情報の一元管理機能をそのまま活用できるため、セキュリティを維持しながら効率的な運用が可能となります。
なお、本機能の利用には、各拠点のエッジサーバからSMART Gateway本体へのhttps通信が可能であることが必要になります。

監査ログにてユーザエージェントを記録する機能
SMART Gatewayの利用者がWebUIにログインする際、利用者の環境を示すユーザエージェント情報を監査ログに出力するように改善いたしました。
利用者の環境を把握することで、ユーザがセキュリティポリシーに合致しているOSやブラウザを使っているかどうかの判断を行えるようになり、さらなるセキュリティ向上が期待できます。

アクションテンプレートのドライラン機能
アクションの詳細画面において、アクションを実機へ実行することなく、アクションの挙動を事前に確認できるドライラン機能を追加しました。本機能を利用することで、テンプレートの内容および入力した引数を元に、アクション実行時に送信されるコマンドを事前にチェックすることが可能です。
例えば複雑なテンプレートを、意図通りの挙動になるよう修正を行いながら作成する際に便利です。また、アクションの挙動を実機に実行する前に確認できるため、実機に対し意図しない環境変更を実行してしまう心配がありません。テンプレート設定作業の効率化や、アクションを用いたオペレーション自動化の品質向上を期待することができます。

上記以外の新機能および改善点
- debian をインストールOSのサポートに追加
- エンコード済み録画データの fps を設定可能に改善
- 古い録画データを圧縮する機能を追加
- その他細かなバグの修正
これからも引き続き、SMART Gatewayを通じて最先端の技術とICT運用に携わる全ての皆様に、より大きな価値を提供いたします。
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