次世代アクセス制御プラットフォームSMART Gateway機能アップデート2.11.0リリースのご案内
2.11.0 Release
株式会社ボスコ・テクノロジーズは、ICTインフラ運用の負荷軽減やコスト削減を実現する実現する次世代アクセス制御プラットフォーム「SMART Gateway」(https://www.bosco-tech.com/smart-gw/)のアップデート(2.11.0)を2024年2月15日より提供開始いたしました。
「SMART Gateway」は新機能やお客様からのご要望を常に取り入れておりますが、今回のアップデートではシステム間連携の柔軟性向上に焦点を当て、「ユーザの外部認証を複数設定する機能」、「ユーザ名とパスワードの入力欄が分かれているWebシステムへの自動ログイン機能」等の追加を行っております。また、これまでプラグインにて提供しておりました「リンクから接続利用を可能とする機能」を標準提供といたしました。
※本記事は掲載時点での画面とイメージ図を利用しています。
アップデート(2.11.0)の主な新機能および改善点のご紹介
システム間連携の柔軟性向上
SMART Gatewayをより便利にお使いいただけるよう、システム間連携の柔軟性が向上する以下の機能を追加しました。
ユーザの外部認証を複数設定する機能
SMART GatewayではLDAP、 OAuth2、 SAML2でのユーザ認証が可能です。今回、ユーザの外部認証が複数設定できるようになりました。これにより、外部認証の移行や、同一ユーザが複数の認証を使い分けている状況にも対応できるようになりました。
ユーザ名とパスワードの入力欄が分かれているWebシステムへの自動ログイン機能
SMART Gatewayのhttp接続ではログインフォームへの自動入力による自動ログイン機能を提供しておりますが、ユーザ名とパスワードの入力が2ステップに分かれている場合にも対応しました。現在はログイン画面のURLが同一の画面に限られていますが、Webシステムへの自動ログイン機能を順次対応していきます。
リンクから接続利用を可能とする機能
これまで「接続リンカプラグイン」で提供していた、URLリンクからSMART Gatewayの接続機能を使用する機能を標準提供としました。チャットツールや監視システム、ウェブブラウザのショートカットなどに接続用のURLリンクを埋め込むことで、対象装置へのログイン業務の負荷を軽減することが可能です。下図は、監視システムとSMART Gatewayの連携イメージです。
上記以外の新機能および改善点
- グループマネージャがグループ内の自分自身のロールを変更できないように変更
この変更により、グループマネージャが自身の権限を誤って削除してしまうなどの操作ミスの軽減が期待されます。 - http 接続において、SMART Gateway 構築サーバの証明書を参照するように変更
独自のCA証明書を使用している場合、構築サーバ上で信頼することで http 接続においても信頼することが可能となりました。 - 非推奨としていた、CLI 経由での SMART Gateway 利用時のコマンドにおける -l オプションを削除
非推奨としていた、connect -l のような形での一覧機能が削除されました。list コマンドを使用することでより柔軟に一覧を確認することが可能です。 - 内部改善およびバグフィックス
これからも引き続き、SMART Gatewayを通じてICT運用に携わる全ての皆様に、最先端の技術とより大きな価値を提供いたします。
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