次世代アクセス制御プラットフォームSMART Gateway機能アップデート2.16.0リリースのご案内
2.16.0 Release
株式会社ボスコ・テクノロジーズは、ICTインフラ運用の負荷軽減やコスト削減を実現する次世代アクセス制御プラットフォーム「SMART Gateway」(https://www.bosco-tech.com/smart-gw/)のアップデート(2.16.0)を2025年05月02日より提供開始いたしました。
「SMART Gateway」は新機能やお客様からのご要望を常に取り入れております。2.15.0からのアップデートではお客様のユーザビリティ向上に焦点を当て、「自動ログイン機能の強化」、「アクティブなセッションの録画データ再生機能の実装および強化」、「録画再生においてヒートマップを表示する機能」、「セッション画面においてTipsが表示される機能」等の追加を行っております。
※本記事は掲載時点での画面とイメージ図を利用しています。
アップデート(2.16.0)の主な新機能および改善点のご紹介
ユーザビリティ向上
SMART Gateway をより便利にお使いいただけるよう、お客様のユーザビリティが向上する以下の機能を追加しました。
自動ログイン機能の強化
今回のアップデートでは自動ログイン機能の強化として、カスタムフィールドの追加と、Reactベースのログインフォームへの対応に関する機能を実装しました。
多くのウェブサイトではIDとパスワードの組み合わせでログインすることが可能ですが、ウェブサイトによってはテナントIDや企業IDなどの追加の情報を入力する必要があることも多いです。このような追加情報を自動入力するためのカスタムフィールドをバージョン2.16.0にて実装しました。本機能を活用すれば、より複雑なログインフォームにおいても自動ログイン機能を利用することができます。
またウェブサイトにおいて、数多くあるJavaScriptフレームワーク・ライブラリ群の中からReactの導入率が高まってきています。世界中で数多く採用され始めているReactベースで作成されたログインフォームにおいても、SMART Gatewayの自動ログイン機能が動作するように改良いたしました。
アクティブなセッションの録画データ再生機能の実装および強化
バージョン2.15.0以前は、接続利用が終了したセッションの録画データのみ再生することができました。バージョン2.15.1にて、まだ接続の利用中であるアクティブセッションの録画再生をサポートしました。
またバージョン2.16.0では、アクティブセッションの詳細ページにおいても、コマンドログやWebアクセスログ等に記録されているイベントの発生時刻から、録画再生を開始できるジャンプボタンの実装を行いました。
この改善により、共有セッション機能を用いることなくリアルタイムに接続の利用状況を確認することができるようになり、速やかに録画のチェックを行いたい場合などに大変有効です。

録画再生においてヒートマップを表示する機能の実装
バージョン2.15.1にて、録画データのシークバー上にヒートマップを表示するように機能を実装いたしました。ヒートマップは、画面の変化の度合いを示しており、該当箇所にて多くのコマンドの入出力や画面の遷移が発生したことを一目で把握することができるようになりました。
動画再生のスキップ機能や倍速再生機能と組み合わせることで、操作状況のチェックや監査作業の効率化がさらに期待できます。

セッション画面においてTipsが表示される機能を追加
一般ユーザにとって便利な機能が浸透しやすくなるように、セッション開始時の待機画面でTipsが表示されるようになりました。セッション利用における便利な機能が表示されるようになりましたので、ぜひご活用ください。

上記以外の新機能および改善点
- docker-ce の最小要求バージョンを 20.10.10 に変更
- Ubuntu 20.04 のサポートを終了
- その他細かなバグの修正
これからも引き続き、SMART Gatewayを通じて最先端の技術とICT運用に携わる全ての皆様に、より大きな価値を提供いたします。
リリースノートはこちら