SDN-OAM機能付きSDNコントローラを開発し、無償提供開始(2016年6月)

広域ネットワークインフラの総合的な Software Networking 化を目指してきた世界初の研究開発プロジェクト 「Open Innovation over Network Platform」 (プロジェクト愛称: O3(オースリー)プロジェクト) の SDN (*1) ガイドラインを参考にして、通信事業者の管理する広域網へ適用していくという観点から、 SDN OAM(*2) の一実現手段として 「SDN-OAM機能付き SDN コントローラ」を実装し、本サイトにてそのソースコードを無償で提供開始しました。

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本 SDN OAM機能付き SDN コントローラでは、特定ノード間の疎通を確認するための 「Continuity Check(CC) 機能」 、特定のノード間の経路が正常であることを確認するための 「Link Trace(LT) 機能」 、故障等の被疑箇所を推定するための 「Loop Back(LB) 機能」 を実現しています。本SDNコントローラの概念や利用イメージは、2016年3月に開催した電子情報通信学会のICM研究会資料「SDN における OAM 機能の検討」を参照下さい。
今後は当社で開発・提供してきている SDN ソリューションに組み込み、より多くのお客様に提供していきます。
【注意】 当社では、本ソースコードを利用して発生する不具合や問題の責任は一切負いませんので、予めご了承下さい。
[OAM フロー試験SDNコントローラの構成]
1. バックエンドツール・SDNコントローラ (CC, LT, LBの機能を実現)
2. フロントエンドツール・SDNコントローラ (上記バックエンド・SDNコントローラをGUI制御、フロートポロジーを収集しGUI表示)
(*1) Software Defined Network
(*2) Operation, Administration and Maintenance
(*3) フロントエンドツールの配布を希望される方は、当社「お問い合わせ」のメールにてご相談下さい。
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【OAM フロー試験ツールとして利用している画面例】